2014-01-01から1年間の記事一覧

※ネタバレします※ 前代未聞の作品+主演女優2名パルムドール受賞と、約7分間にも及ぶセックスシーンで話題になっている映画『アデル、ブルーは熱い色』をみてきました。鑑賞を終えての心のなかの第一声は、この映画へ公式コメントもされている東小雪さんと…

“真実の愛”を巡る旅その2ー『アナと雪の女王』

ディズニーのプリンセス映画は『美女と野獣』以降、「美しい女性が王子にみそめられて、危機から救ってもらいゴールイン!めでたしめでたし」という「お嫁さん街道まっしぐら」から外れた姫像が主流であるけれど、その度に新しいジェンダー観や主題を打ち出…

“真実の愛”を巡る旅その1ー『ドン・ジョン』

愛、愛、愛、これほど人間が古今東西求め続けているものってあるだろうか?「真実の愛」なんて散々語り尽くされているはずなのに。AV監督の二村ヒトシさんが著作『すべてはモテるためである』を出して本当にモテるようになってから、女性への「加害者意識を…

芽キャベツの憂鬱

「自分が口にしている食材がどのような形で自然界に存在しているかを、現代人はあまりに知らなすぎる」「酷い例だと切り身のまま泳いでいる魚がいると思っている子供さえいる」なんてことを、かつて某新聞紙で読んだことがある。数々の寿司ネタが海を泳いで…

家電量販店の女性定員は、増税したら世界が終わるような口ぶりだった。 わたしはその場をあとにして、コーラルレッドのリップスティックを買った。 「今日買おうが、買うまいが、消費税はあと10日後にはアップしてしまいます!」

All You Need Is...

マイ・ブラッディ・ヴァレンタインこそはすべて ケヴィン・シールズのサウンドの秘密を追って作者: 黒田隆憲出版社/メーカー: DU BOOKS発売日: 2014/02/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (19件) を見る友人のライターでカメラマンの黒田隆憲さんが新…

かぐや姫はどこから来て、どこへ還るのかー『かぐや姫の物語』と『ゼロ・グラビティ』

突然ですが、現代の、人類二大未知といえばそれは「死」と「宇宙」なのではないだろうか。子供の頃、布団に入ってから眠るまでに考えた「死んだらどうなるんだろう」と「限りなく続く果てがない、宇宙って一体どういうことなんだろう」という疑問は、当時の…