2013-01-01から1年間の記事一覧

『ブリングリング』

ついこの間、ひとりでカフェ飯を食しながら、近くに座っていた女子大生ふたりの会話をなんとなく聞いていた。どうやら彼女らは将来つきたい職業について話をしているらしい。 女子大生A「学校の先生とかいいよねー。ひとに影響与えたいって思う。」 女子大生…

『ウォールフラワー』

※ネタバレありです※ 「ひととひとが出会うと物語がうまれる」という、よくある当たり前の真実が、わたしはとても好きだ。だからレオス・カラックス監督作の『ボーイ・ミーツ・ガール』は、この世に数多ある映画タイトルのなかでも完璧なもののひとつだと思う…

選択することと批評することで自分の力を確信固辞しようとする人間への憎しみはやっぱり消えることはないし、でもその憎しみが消えたらそれはそれで不安だし、自分と同質の人間とだけつきあうことは安心と心の平穏をもたらしまるで世界はとてもシンプルなも…

狂気のゆるきゃらグランプリ2013

※わたしの個人的な偏見にみちたゆるキャラ観であることを念頭に読んでくださいね☆※ みうらじゅんさんが名付け親だが、もうすっかりビッグビジネスとなった感のある「ゆるキャラ」。数年前まで全く興味のなかったわたしも、とある、ゆるキャラにまつわる傷害…

風たちぬ

「風たちぬ。いざ生きやめも。」 25歳になった。完全に護られて安全だった母の子宮内から、産道を通り、頭・胴・足の順でこのわけのわからない世界に、まぬけな裸としわくちゃな顔で出てきてから、どうやら4半世紀経つらしい。数年前まで、自分の生の時間を…

やや、あって。

「夏の風物詩、蝉は7年間地中のなかでくらし、太陽のもとにやっとでてこれたかと思ったら7日後には息絶えてしまう、、ああ命とはなんと儚いことよ」みたいなことひとは言うけれど、いやそれが蝉の生体だから、なんなら蜉蝣のほうが儚いんじゃないその名前…

SNSでアモーレ

2013年6月末日、丸3年間とちょっとやっていたtwitterをやめた。そうしたら、あんなに「時間がたりない時間がたりない」と思っていたのが嘘みたいに、本を読む時間も家事をおこなう時間もできた。おまけに精神と眼精疲労も比較的落ち着くようになった。 twi…

夏がすきだ。「暑いから夏は嫌い」なんてひとは言うけれど、わたしは子供の頃から夏がすきだった。 毎年ゴールデンウィークが過ぎ、梅雨も近づいてくるとまれに日差しが強く気温の高い日がでてくる。そうするとわたしは「そろそろだな」と思う。さらに梅雨に…